7月に入り、AnthropicのFable 5とOpenAIのGPT-5.6が相次いで更新された。個々の発表を追うのではなく、個人開発という一つの利用場面に絞って両者の違いを整理する。
第一の違いは、長い作業の途中で文脈を保持する方法にある。Fable 5は作業単位で状態を分けて保持する設計を取り、GPT-5.6は一つの長い文脈を圧縮しながら引き継ぐ設計を取る。小さなツールを一人で作り続ける場合、この差は数日単位の開発で表面化する。
第二の違いは料金構造にある。両者の単価は近づいたが、課金の区切り方が異なるため、試行錯誤の多い個人開発では実際の支払額に差が出る。
どちらを選ぶかは開発の進め方で決まる
仕様を先に固めてから書く進め方ではGPT-5.6の長い文脈が有利に働き、書きながら仕様を変える進め方ではFable 5の状態分離が破綻しにくい。モデルの優劣ではなく、開発の進め方との相性が選択の中心になる。
本記事は両モデルの今後の更新に合わせて同じURLで追記する。

